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風の便り

船造りの合間に見た事、聞いた事、思った事

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舟艇業界の今後を考える

ヨット、モーターボート等の製造、修理及びそれに関連する業界を一般的に舟艇業界と呼んでいる。
リ-マンショック以来仕事が激減しているのは、何も舟艇業界ばかりではないが、バブル崩壊以後のこの業界は惨憺たる形相を見せている。
毎年社団法人日本舟艇工業会が前年度の出荷隻数等を公表しているが、国産のクルーザー型ヨットの平成21年の出荷隻数は、僅か3隻、輸入艇は14隻である。
古い資料が見当たらないので、最盛期にどれだけ生産されていたのか数字で示す事ができないのは残念だが、現有隻数から見て、少なくともヨットは100~150隻には達していたと思われる。
ヨットの耐用年数は普段の手入れさえ良ければ30年~50年と考えられるので、新艇の数は増えなくても、意外と現役艇の数は減っていない。
一時、韓国等に100隻前後の中古ヨットが流れた時期もあったが、廃船数と勘案しても目減りは最盛期の3割ぐらいではないかという気がする。
オーナーの年齢層が年々高くなり平均年齢60歳との話もよく聞くが、当らずとも遠からずかもしれない。
いずれにしても、若年層の参入が少ない世界は、衰退の一途をたどると言われているし、業界もそこは覚悟しなければならないと思う。
今後2世に船が引き継がれ、再び伸びが期待される事を切に願うものではあるが、多様化した娯楽の世界にプレジャーヨット、ボートがどの位魅力ある存在になりうるのだろうか?
クルージング、ヨットレース、釣、クラブライフ、未だ高嶺の花と思われているこの世界が日常と違和感無く融合できる時、新たな一歩が生れるのではないかと常日頃考えてはいる。
人々の意識の変化、取り巻く環境に大きな意味での変革を期待するものではあるが、ここ数年は望むべくもないだろう。

現状のこの業界はともすると悲観的になりがちで、何十年と培ってきた造船技術も、後に続く若者が皆無となると、この先に見えてくる業界の姿に暗澹たるものを感じるが、モノを創(造)る、修理するといった面白さを教える所から再出発を考えてみたいと思う今日この頃である。

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  1. 2010/06/27(日) 20:22:21|
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